受付嬢 その1
2008年 03月 24日
上原 珠美は、1年遅れではあったが、大学の卒業を心待ちにしていた。
就職先は、まだ決まってはいない。しかし、卒業を目標に頑張ってきたので胸躍る気持ちで一杯だった。
ある朝、ふと新聞の片隅に目をやると、「受付嬢募集」の小さな広告を見つけた。
「大学卒業で受付かあ・・」給料もさほど良くないはないだろう。しかし、住んで居るところから近い場所にある。特段の魅力があるわけでは無かったが、何かしら心の奥にひっかかりがあった。
数日後、忘れかけていた広告がまた新聞に掲載されていた。
2行ほどの小さな広告ではあったが、心の中で日に日にその存在が大きく感じられていた。
就職も決まっていないし、卒業も間近に迫っている。
大きな会社に入れば、ステキな男性に巡り会えるかも知れないし、うまくいけば玉の輿にもなれるだろう。思う存分自分の能力を発揮しキャリアウーマンなんていいな。それも夢ではない。
しかし、この広告は何だろう。大きい会社には思えないし、何をやっているか全く不明だ。
そんな疑問を抱きつつ小さな広告を見つめていた。
就職先は、まだ決まってはいない。しかし、卒業を目標に頑張ってきたので胸躍る気持ちで一杯だった。
ある朝、ふと新聞の片隅に目をやると、「受付嬢募集」の小さな広告を見つけた。
「大学卒業で受付かあ・・」給料もさほど良くないはないだろう。しかし、住んで居るところから近い場所にある。特段の魅力があるわけでは無かったが、何かしら心の奥にひっかかりがあった。
数日後、忘れかけていた広告がまた新聞に掲載されていた。
2行ほどの小さな広告ではあったが、心の中で日に日にその存在が大きく感じられていた。
就職も決まっていないし、卒業も間近に迫っている。
大きな会社に入れば、ステキな男性に巡り会えるかも知れないし、うまくいけば玉の輿にもなれるだろう。思う存分自分の能力を発揮しキャリアウーマンなんていいな。それも夢ではない。
しかし、この広告は何だろう。大きい会社には思えないし、何をやっているか全く不明だ。
そんな疑問を抱きつつ小さな広告を見つめていた。
by shichirio
| 2008-03-24 18:04